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【MAVIC KSYRIUM S|マヴィックキシリウムS】レビュー

キャニオンアルティメットSLを購入したので新たにリムブレーキ用のホイールを検討しました。
定番からいけばカンパニョーロゾンダなんですが、ディスク版で乗っていたこともあり同じホイールを買うのもなぁ~ということで新規で検討することにしました。

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なぜマヴィックなのか

シマノ、フルクラム、カンパと色々なメーカーがある中で割とメジャーで定番なものを使ってみたかったのがあります。
フルクラムのレーシングシリーズ、カンパのゾンダ、マヴィックのキシリウムシリーズ・・・
ラインナップが一新する前のキシリウムエリート(通称:キシエリ)と親しまれていたホイールですね。
あとホイールメーカーがリムブレーキホイールの新規開発を中止するなか、2021年に新発売した最新ホイールとなっています。

詳しくはこちらのサイトを参照しました。

CYCLE NOTE

ロードバイクのホイールのアップグレードの際、候補に挙がるブランドのひとつにマビックがあります。人気も評判も高いマビックの…

MAVIC キシリウムS vs キシリウムSLスペック比較

KSYRIUM S リム

KSYRIUM SL リム

KSYRIUM S スポーク

KSYRIUM SL スポーク

  • 素材: マクスタル
  • 素材: マクスタル
  • 素材:スチール
  • 素材:スチール
  • リム高:22 mm
  • リム高:22 mm
  • 形状:ストレートプル、フラット、ダブルバテッド
  • 形状:ストレートプル、楕円形エアロ、ダブルバテッド(特許取得)
  • ブレーキ面:UBコントロール
  • ブレーキ面:UBコントロール
  • ニップル:FOREテクノロジーによるアルミニウム一体型
  • ニップル:FOREテクノロジーによるアルミニウム一体型
  • タイヤ:UST チューブレス&チューブタイプ
  • タイヤ:UST チューブレス&チューブタイプ
  • スポーク数:フロント 18本、リア 24本
  • スポーク数:フロント 18本、リア 24本
  • 内幅:19 mm
  • 内幅:19 mm
  • スポーク組:フロント ラジアル組、リア イソパルス組
  • スポーク組:フロント ラジアル組、リア イソパルス組
  • FORE テープレス チューブレス テクノロジー
  • FORE テープレス チューブレス テクノロジー
   
  • SUP 溶接テクノロジー
  • SUP 溶接テクノロジー
   
 
  • 軽量化:ISM 4D
   

ホイール重量
キシリウムS ウェイト : 1570 grams (Pair) ウェイト : 675 grams (Front) ウェイト : 895 grams (Rear)
キシリウムSL ウェイト : 1480 grams (Pair) ウェイト : 645 grams (Front) ウェイト : 835 grams (Rear)

ハブはどのグレードも同一のものを使用しています。なので単純に下位グレードでも上位グレードと同じハブの回転が味わえます。

ハブの切削加工でSと比較して90gの軽量化を実現しています。
SLのリムはこんな感じ↓

リム内面が波打っていていて見た目はとてもカッコいいですね。
ただ定価ベースで27500円ほど違うのでそこをどう感じるかによると思います。
少しでも軽量なものが欲しいとなればSLがいいと思います。

購入

購入はワイズロードで購入しました。
PRO BIKE KIT,wiggle,CRCと確認しましたが、1番安かったのがワイズでした。
MAVICは代理店の影響が強いのか海外通販でもそんなに安くないんですね。
またワイズはMAVICの代理店としてはかなりの数を売っているので割引率もそれなりに納得のいくものでした。
3月のセール時でペア価格49000円でした。国内物なので万が一の保証も安心かと思います。
↓画像クリックでワイズの商品ページに飛びます。

到着

相変わらずホイールの段ボールがでかすぎて置き場に困ります。


箱から取り出した感じ「軽っ」って感じはないですが、リムを持った感じリムは軽いな・・・
と思いました。
多分この重さはハブなんだろうな~といった感じです。
ブレーキ面。特に変わった感じもなく普通です。
リム内にキシリウムロゴと25ってなんだろう?
リムの溶接部にMAVICロゴ。リムの溶接はバルブの反対側にあってバルブ重量とバランスを取っているそう。それを聞いてなるほど~と感心しました。
リムの内の溶接跡はこんな感じでテープが貼られています。
ちなみに初期状態では雑に貼られていたので、ゴシゴシして密着させてます。

カンパのゾンダなどは溶接跡などなかったので一体物としての削りだしなんでしょうね。メーカーによって設計思想が違うのでしょう。
リム内はニップルホールがないのでリムテープ不要です。
軽量化&コスト的にもGoodです。
リム内はほぼ公表通り。
フロントハブ。
リアハブ。スポークはストレートプル。
個人的にはJベンドのほうが脚に優しくて好きです。
ただこの価格でストレートプルはコストかかってます。
MAVICオリジナルインスタントドライブ360。スターラチェットのような構造でかかりがいいそうですよ。またメンテナンス性もよろしいようで。
きしめんスポークはかっこいい!
スポーク幅は2.6㎜と一般的な太さ。

ホイール重量

フロントホイール704g。公称675gのため+29g。
リアホイール930g。公称895gのため+35g。
ペア重量1634g。メーカー公称より+64g。

ここまで誤差があるホイール見たことないんですけど(汗)
1600g台だとディスクホイール並みですよ。
ここまでプラスに振れることは珍しいのかそれとも外れなのか・・・

ここで文句言ってもしょうがないので普段履きとして使い倒してやります!

付属品

特に変わった付属品はありませんが紹介します。

ユーザーマニュアル、チューブレスバルブ、10速用スペーサー、ステッカー
標準のバルブ重量。
クイックリリースも付いています。シャフトはスチールだと思います。
重いですね。
特にメーカーロゴもなし。MAVICはこんな感じ?

実走レビュー

  • バイク:キャニオンアルティメットCF SL7
  • タイヤ:ヴィットリア ルビノプロ2.0 25c 
  • 空気圧:フロント4.8bar リア5bar
  • 筆者体重:65kg ちょい太り気味

ファーストインプレッションでは「硬っ」と思いました。
ホイール、タイヤ全てが新しいのでホイール単体での評価ができなくて申し訳ないです。
またバイクも新しくしたのでリファレンスがないですw

今まではトレックのバイクに乗っていたので乗り心地の良さは分かっています。
それらと比較するのがかわいそうなぐらい硬いと思いました。
ハブの音も「大きいな~」というのが正直な感想です。
むしろ買って失敗したな~って思ったぐらいです。

初回は性能を確かめるために標高700mほどのヒルクライムに投入してみました。
全行程65kmぐらいですが終始イマイチ感が抜けないままヒルクライム開始。

ここでバイクの軽さもありいつもならヒィヒィいうはずの坂がスルスル登っていけるのです。
単純にバイクの軽さによる影響が8割だとしたら、キシリウムのリムの軽さによる軽快さが2割ぐらいかな?っといった感じです。
ホイール全体でみたら確かに軽量ホイールとは言えないのですが、リムが軽いのは持った感じで伝わってきていました。
ダウンヒルでもブレーキ性能による怖さもなく問題は感じられませんでした。アルミなので当たり前か。

初回投入を終えていつもより疲れる感じが・・・これが剛性が高いというのか!?

そのあと通勤時の普段履きとして使っていますが、ハブが馴染んだのか音がかなり静かになりました。
またホイールに体が慣れたのかだんだんいい感じに思えてきます。

そのあと別のコースで800mUPの65kmほどライドしてきましたが、やはり疲れる気がする・・・
zwift疲れもあるかも?もう少し様子見して感想が変わったら追加レビューします。
執筆時点(22年3月12日)での走行距離265km。

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